2026.7.7
デザイナーを探すとき、多くの企業が最初に見るのはポートフォリオです。
制作実績。
担当したサービス。
ロゴやUI、Webサイト。
もちろん、それらはデザイナーを知る上で重要な情報です。
しかし、本当にその人の価値は、完成した作品(デザインポケット)だけで伝わるのでしょうか。
私たちは、そうではないと考えています。
コンサルタントとして企業のプロジェクトに携わっていた頃、私は多くのデザイナーをご紹介してきた。
その中で企業からよく聞かれた質問があった。
「この人は、どんな考え方をする人なんですか?」
実は、
「この人はPhotoshopが使えますか?」
という質問は、ほとんどなかった。
企業が知りたいのは、
どんな課題を見つけるのか。
どんな視点を持っているのか。
どんな意思決定をするのか。
つまり、
"作品"ではなく"思考"
であると感じた。
例えば、
同じランディングページでも、
あるデザイナーは、
ブランド価値を高めることを優先するかもしれない。
別のデザイナーは、
CVRを最優先に設計するかもしれない。
また別の人は、
長期的なUXを重視するかもしれない。
完成した画面だけを見ても、
そこまでは分からない。
しかし、
その背景にある思考を知ることで、
企業は「この人と仕事をしたい」という判断ができるようになる。
これはデザインだけではない。
コンサルティングも、
マーケティングも、
プロダクト開発も同じである。
優秀な人ほど、
最初から答えを出そうとはしない。
まず、
問いを立てる。
課題を整理する。
仮説をつくる。
そのプロセスがあるからこそ、
アウトプットにも一貫性が生まれる。
だから私たちは、
完成した成果物だけではなく、
その思考にも価値があると考えている。
生成AIの登場によって、
デザインを作ること自体は、以前よりずっと身近になった。
画像を生成する。
レイアウトを考える。
文章を書く。
こうした作業は、
AIがサポートしてくれる時代である。
一方で、
「何を作るべきか」
「なぜその答えなのか」
を考えることは、
今も人にしかできないと考える。
AIが普及するほど、
思考の価値は、むしろ高まっていくのではないではないか。
完成した作品だけでは、
その人らしさは伝わらない。
考えたこと。
悩んだこと。
試したこと。
失敗したこと。
そうした積み重ねにこそ、
その人の価値がある。
私たちはそう考えている。
デザインは、
完成した瞬間に始まるものではありません。
問いを立てた瞬間から、
価値は生まれている。
そして、
その思考に触れることで、
企業はより納得感のある出会いができる。
デザイナーも、
自分らしい価値を伝えられる。
私たちは、そんな世界を目指しています。
作品だけでは伝わらない価値を、もっと自然に伝えられる場所。
デザインとビジネスが、これまでより少し近づく場所。
その一歩を、皆さまにお届けできることを楽しみにしています。
FeatUは、デザインとビジネスをつなぐプラットフォームです。
デザイナーの作品だけでなく、その背景にある思考やプロセスも共有できる場を目指しています。
また、オウンドメディアでは、ブランド戦略、UI/UX、デザイン思考、クリエイターへのインタビューなどを通じて、デザインとビジネスをつなぐ視点を発信しています。
次は、実践のステージへ。